死亡フラグを回避してビジネスシーンで活躍しよう!
こんにちは、はじめまして。ogataと申します。
この春入社しました。
突然ですが、私はホラーなコンテンツが好きです。
昨今サブスクの普及でホラー映画を観る機会も増えました。
いくつか作品を観ていくと、登場人物の中で「あっ、コイツ死ぬな」となんとなくわかることがあります。
彼らに共通するのは、やたら単独で行動しようとしたり今まで無口だったヤツが饒舌にしゃべりだしたり(=死亡フラグ)、なんというか輪を乱す選択をしがちなやつは高い確率で死にます。
話は変わりますが、みなさんが思うデキる社会人に必要な要素ってなんだと思いますか?
営業トークが上手い。気配りができる。どれも正解だと思います。
しかし、
私は常に思考を止めないことだと思っています。
逆境に負けない精神力、どんな状況でも成功に近づくために努力を惜しまない姿勢……
そこで、こんな仮説が浮かびました。
「デキるビジネスマン、ホラーの世界でも生き延びることができる説」
考えてもみてください。常に先読みしチャンスを見逃さないかと思えば顧客満足を第一に考えた手厚いサポート、そして新規プロジェクトにアサインされていつの間にかステークホルダーにコンセンサスしてアグリー…
つまり、一流のビジネスマンは現状を冷静に分析し、高いコミュニケーション能力でもって課題を解決する人だということです。
この説を検証すべくホラー映画を鑑賞。今回ふたつの物語から感じた「こうすれば助かったんじゃない?」を、ビジネスシーンに当てはめながらお話しさせていただきたい。
(※なるべく結末には触れないようにしていますが、趣旨が趣旨なのでこの先一応ネタバレ注意)
検証①『ドールハウス』(2025年)
あらすじ:悲しみを埋めるためにいかにもヤバそうな人形を家族に迎えたらヤバいことになった。
お察しの通り、訳ありの人形を中心にストーリ―が進んでいくのですが、呪いとか関係なく「いやいや、一応人間サイズの人形よ?」と口をついて出てしまうくらい、人形にしないほうがいい扱いをこれでもかとしていていっそ清々しいです。
人形ホラーの王道も取り入れつつ、最後まで目が離せない面白い映画でした。
鑑賞後、思ったことをまとめました。
① “ヤバそう”なリスクを目先の都合で招き入れない
これに限ります。
仕事終わりにクタクタになって帰りついたマイホームに、異様な存在感を放つ子どもサイズの人形が鎮座している光景を思い浮かべてください。
恐怖の前に頭の中にははてなでいっぱいです。「エッ? エッ……??」ちいさくもかわいくもない成人が一番安心できるはずの我が家でうち震えることになります。
ここで本題を思い出してみましょう。
「この案件、なんか怪しいけど、今は売上が欲しいから……」「この話、ちょっと不安だけど、人手が足りないから……」。”ヤバそう”と薄々わかっているのに、目先の事情でリスクに目をつぶって招き入れてしまう。 感情や都合が先に立って、冷静な判断にフタをした瞬間。ここからカウントダウンは始まっているのです。
② 問題は、その場しのぎで”消そう”としない(逃げても戻ってくる)
人形ホラーあるあるですが、登場人物が「なんかおかしくね?」と気づくころにはもうだいたい手遅れですよね。愛情より恐怖が上回った時、人はどうするか。
捨てます。
おそらくゴミカレンダーなんて確認してないです。闇雲に捨てます。
その甲斐あってか、人形は毎回不死鳥のように舞い戻ってくるわけです。
でも、よく考えてみてください。
これって、「ちゃんと向き合わず、その場しのぎで視界から消そうとした」対応ですよね。
ビジネスに置き換えると、「臭いものにフタ」「とりあえず先送り」「雑に揉み消す」対応そのもの。面倒なクレーム、見たくないトラブル、後回しにしたい課題……向き合うのが嫌だから、雑に処理して視界から消そうとする。
けれど、結果はあの人形と同じ。雑に処理した問題ほど、形を変えて、もっと厄介になって必ず戻ってくる。 “やつ”は生きていた。きちんと”供養”——つまり根本に向き合って対応しないと、問題は成仏してくれないのです。「あとで考えよう」と逃げた瞬間こそ、実は思考を止めた死亡フラグだった、というわけです。
結論:雑に扱った問題は、必ず舞い戻ってくる
検証②『サユリ』(2025年)
あらすじ:家族7人大所帯になったし、夢のマイホーム(中古)に越してきたら得体のしれない何かがいてどんどんまずいことになってきた!
この作品が面白いのは、前半と後半で物語の流れがガラッと変わるところです。そしてその変化が、まさに「死亡フラグを立てる人」と「フラグを折る人」の見本市になっています。
① 初期の「なんか嫌な予感」をスルーしない
すばらしい、これぞ死亡フラグですね。 引っ越し直後から家の中で奇妙な出来事が起こり始めるのですが、登場人物たちはそれを「新しい生活にまだ慣れていないだけ」「気のせい」と受け流してしまいます。なので、違和感をちゃんと共有もせず、対策も立てないまま、事態はどんどん悪化していきます。
検証①と同じく、初期の危険信号をスルーしてしまいました。
プロジェクトで感じた「嫌な予感」を全員が見て見ぬふりしているうちに、気づいたら手遅れに――ビジネスの場でも、最初に丁寧にフォローしておけば避けられる恐怖ですよね。
② 恐怖に飲み込まれず、正体と向き合う
映画後半、流れが変わります。
家族の中で唯一、恐怖に飲み込まれていなかったあの人が”覚醒”。恐怖にさらされる側から立ち向かう側へ。
得体の知れないものを「わけのわからない怖いもの」で終わらせず、正体そのものと向き合っていく――ここの安心感と展開にうおおおとなります。
ビジネスでも同じですよね。トラブルが起きたとき、恐怖や動揺に支配されて思考が止まると、何も手が打てなくなる。そこで「今、何が起きている?」「原因はどこ?」と、状況の”正体”に冷静に向き合える人が、不利な局面を覆していきます。
③ 一人で抱え込まず、仲間と連携する
先述したあの人の覚醒に呼応して主人公は教えを守り、力をあわせて反撃に出ます。
同じ家、同じ恐怖。なのに、前半と後半でなぜこんなに結果が違うのか。
その差は「能力」でも「運」でもありません。パニックになって思考を止めたか、踏みとどまって考え続けたか。 ただ、それだけの差だったのです。
トラブル時に慌てて犯人探しを始めるチームは崩れ、冷静に分析してチームで連携できる人は、絶望的な状況をひっくり返していきます。
結論:陥ったピンチは、分析と連携でひっくり返せる

まとめ:生き残るのは、最後まで「思考を止めなかった人」
2本の映画を、ビジネスの視点で観てきました。
『ドールハウス』からの学びは、
①ピンチを”作らない・大きくしない”知恵。
②リスクの種を感情で招き入れず、抱えた問題から逃げずに向き合うこと。
『サユリ』からは、
①陥ったピンチを”覆す”力。
②パニックにならず、分析し、仲間と連携して反撃することを学びました。
入り口(予防)と出口(対処)。アプローチは違いますが、生死を分けたポイントは、どちらもまったく同じでした。
危険信号をスルーした瞬間。問題から逃げた瞬間。パニックに飲まれた瞬間。
——それは全部、「思考を止めた瞬間」です。
逆に言えば、ホラー映画で最後まで生き残るのは、どんな絶望の中でも諦めずに頭を使い続けた人。状況を観察し、リスクと向き合い、仲間と連携して、最悪を想定して動ける人なのです。
……と、ここまで偉そうにの宣ってきましたが、業務において自分もまだまだフラガー(※仕事における死亡フラグを立ててしまう人)です。
人生という名の長編映画で生き延びるためにも、登場人物たちを見習って、今日も思考を止めずに頑張っていきましょう。
その前に、また映画が観たくなってきました。
映画が観たいです。