パロスのMISSION ― 四方良しの連鎖が未来を広げる

こんにちは。
私たちは熊本を拠点に、システム開発やAIを活用した仕組みづくりを行っている会社です。
けれど、私たちが本当に大切にしているのは「技術そのもの」ではありません。
それを通してどんな未来をつくるか、そして誰とどう関わるかです。

今回は、私たちのMISSIONである

「四方良しの連鎖が未来を広げる」

という言葉に込めた想いを紹介します。

四方良しとは、“関係性のバランス”をつくる考え方

「四方良し」という言葉は、もともと江戸時代の商人の思想「三方良し(売り手よし・買い手よし・世間よし)」を現代に拡張した考え方です。
パロスではこれを次の4つに置き換えています。

  • お客様
  • お客様に関わる人(=エンドユーザー・社会)
  • 社員
  • パロス(会社)

それぞれが単独で存在するのではなく、重なり合うことでGOAL(理想の状態)が生まれる。
私たちが目指すのは、この4者がバランスよく支え合う関係性をデザインすることです。

この考え方を図にすると、まるで重なり合う円の中心に価値が宿るようなイメージになります。
そこには「誰か一人が得をする」「誰かが我慢する」という構造はありません。
すべての関係が“続けられる状態”をつくることがゴールです。

「作る」ではなく、「育てる」会社へ

創業から30年以上、私たちは熊本でシステム開発を続けてきました。
これまで多くの企業と出会い、たくさんの仕組みを作ってきましたが、
ある時ふと気づいたのです。

「作って終わる」関係では、幸せが続かない。

システムも人も、リリースしてからが本当のスタート。
どんなに優れた仕組みも、関わる人が育たなければ価値を発揮しません。

だからこそパロスは、“作る会社”から“育てる会社”へと変わりました。
お客様と一緒に問いを立て、悩み、考え、試しながら、
共に成長していく――そんな関係を目指しています。

この「共に育てる」という文化こそ、四方良しの考え方そのものです。

会社も社員も、同じOSで動く

パロスには「BaseValue」と呼ばれる共通の行動指針があります。
それは次の3つです。

  1. みらいをてらす
  2. 人をてらす
  3. 自分をてらす

どれも「灯台(Pharos)」という社名の由来に通じています。
灯台の光のように、自分の力で周りを照らし、誰かの道しるべになる。
それが、私たちが日々大切にしている“OS”です。

このOSの上に「四方良しの関係性」を積み重ねることで、
技術やプロジェクトを超えた文化としてのパロスが形づくられていきます。

文化は戦略である

パロスでは、文化を「雰囲気」ではなく「戦略」として捉えています。
四方良しのような考え方を文化として定着させることで、
社員の判断軸がそろい、クライアントとの関係性が深まり、
結果として組織の競争力になります。

文化とは、会社の“根”であり、戦略を支える“OS”です。
私たちはこの文化を熊本から全国へ、そして社会全体へと広げていきたいと考えています。

さいごに

四方良しという言葉には、
「誰かの幸せを犠牲にしない」「関係の中で価値を育てる」という願いが込められています。

テクノロジーがどれだけ進化しても、
最終的に価値を生み出すのは“人と人との関係”です。

パロスはこれからも、
社員・お客様・社会・そして自分たち自身が、
お互いを照らし合いながら進めるような未来をつくっていきます。

四方良しの連鎖が未来を広げる。
それが、私たちパロスの灯台が照らす先です。